システムインテグレーション
開発実績2 : 集積回路自動試験システム
集積回路の電気的特性検査(以下特性検査)を自動的に行うシステムです。
特性検査には複数の計測器が必要でそれらの設定、計測、データ保存まで行い、集録した結果から試験成績書を作成することが可能です。 |
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導入の背景・課題
- 集積回路の特性を計測するためには複数の計測器が必要であり、その計測条件も多岐に渡る。そのため特性検査は、計測器の取り扱いを熟知した作業者しか行えないことが問題となっている。
- 空いている計測器を有効に活用し業務効率化を図るため、メーカーや型式を問わず同種の計測器を使用できる環境が必要である。
- 複数の計測器を使用するため、使用する機器ごとに入出力信号の切り替えが必要となり、使用する計測器が変わるたびにケーブルやスイッチの入れ替えが発生する。
解決方法
- 計測器をリモート制御することで複雑な設定、計測器の操作を自動的に行う。
- 使用する計測器を作業者が指定することで、計測器ごとに必要な設定を自動的に実行できるシステムを構築する。
- 専用の治具を作成し、入出力信号を自動的に切り替える回路を組み込む。回路の制御にはデジタルI/Oを使用する。
導入した効果
- 計測器をリモート制御することで、作業者に特別なスキルが不要になったため、誰でも特性検査を実施することが可能になった。
- 同種の計測器であれば必要な設定が自動的に行われるため、特定の計測器に依らず、空いている計測器を有効に活用できるようになった。
- 入出力信号を自動で切り替えることが可能なため、人為的なミスがなくなった。
システム構成
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